Amazonのプライムデーセールを眺めていた時に、ふと目に入ってきたHUIONの新型ペンデバイス「PW550」。ちょうどプライムデーセールでお安くなっていたので、モノは試しと購入してみました。
液タブ本体ではなくペン単体なのでだいぶ薄味気味ですが軽く使用感などを記していきます。
いざ開封の儀
内容物をチェックするよ
- PW550ペン本体
- 替芯10本(標準芯5本+フェルト芯5本)
- 芯抜き
- クイックスタートガイド
本体にはフェルト芯がデフォルトで装備されていました。
PW550にはスリムタイプもあるよ
もともとスリムタイプのPW550Sが先に発売されていて、少し太いタイプのPW550はその後を追う形で発売になっています。発表は2種同時だったようですが、発売時期にズレがあるのは市場のニーズに合わせた形なのかも。
私は握りやすさを重視したのでスリムタイプは選びませんでしたが、細い方がお好みならばPW550Sを。
PW517と比べてみるよ
外観をチェック
上が今回購入したPW550、下がKamvas 16(2021)標準装備のPW517。こうして比較するとペン先の細さと全体の大きさが全然違うのがおわかりいただけるだろうか…。
以前Kamvas 16(2021)本体のレビュー記事を書いた時に「ペンの軸先が丸っこくて見えづらい」事をモヤッとポイントとして指摘したのですが、PW550ではこの部分が細くなっており、とても見やすくなっています。ラバー部分もホコリがつきにくくなっているほか、グリップ部分もPW517と比較して細めになってて握りやすくなっています。ワコムのプロペン2をより意識した形になっているなー、という印象でした。実際、握った感じも割とプロペン2に近かった。この辺は流石に個人差があるので一概には断言出来ませんけども…。
なお、PW517とPW550のペン先は互換性ゼロなので要注意。そもそも太さが全く違う。
描き味をチェック
外観の比較をしたところで実際にクリスタで描き味を比べてみます。ここでは公平を期すために以下の条件で実施。
- 筆圧設定はデフォルトのまま(タブレットドライバ・クリスタ両方とも)
- 同一ブラシ&ブラシサイズで描く(今回はクリスタ標準の鉛筆・サイズは20px)
- ブラシのサブツールもデフォルトのまま
- なるべく同じ筆圧&タッチになるようにして描く
で、描き比べてみた結果。↓ ※右側はペンを傾けて描いてます
…なるほど、わからん。
Amazonとかのレビューを見てると「より軽いタッチだと如実に違いが現れた」というのをちらほら見かけた気がするので、筆圧かなり弱めで試してみる。
…うーん、画像上だとあまり差が分かりづらいんですが、入り抜きを見てみると、若干PW550の方がキレイにできてるかな〜っていう程度。そこまで劇的に変わった感じはしないです。
ならばと実際にいつも通りに絵を描いて比較。…あ、これだと少しはわかりやすいかな…?
PW550で描いた方が心なしか線が柔らかく見えるので、よりアナログっぽさを感じる仕上がりに。PW517では少し強めに筆圧をかけないとあまり濃いめに描けないと感じた一方で、PW550ではそこまで筆圧かけなくても濃く描けるかなーといった感じ。それでも劇的に差があったかと言われると、特にそこまで大きな差は感じられず。
筆圧設定次第ではまた違った感想が出てくるかもしれませんが。
まとめ: 細めのペンが欲しいなら買ってもいいかも
お値段的にもあまりお手頃ではない(通常価格が9000円強/セール時でも7000円)ので、今使っているPW517の描き心地や使い心地に特に不満がなければ、慌てて買う必要性ほぼ皆無なのが悲しい。劇的に変わるレベルだったら本当にマストバイだったんですが、残念ながら私の使い方では微妙に変化があったかな程度しか分からず。orz
ただ、プロペン2の使い心地を求めている方や、細身のペンが好きな方なら、買ってみてもいいかも! …といった感じです。細身のボディでペン先も細くなった分、筆圧のかかり方が柔らかくできるようになって、体感的にわかりやすく描きやすいと思えるものだったので、とりあえず1本買っておいても損はしないかなと思いますよ。