日本最大級の文具の祭典「文具女子博」。
そのpop-upイベントがこの度北陸で初開催される! ということで、会場が香林坊大和というところに若干戦々恐々しつつも、「文具女子博 pop-up in 金沢2023」に行ってまいりました…!
一言で感想を申し上げますと、最高の空間でした…
早速戦利品を紹介していくよ
私が買ったものがこちら。画材店にでも行ったのか? ってなラインナップ過ぎて我ながら笑うw
文具女子博オリジナルグッズ
文具女子博2022COPICセット
コピックとのコラボグッズ。限定のボックスに、文具女子博のキービジュアルのイメージに合わせたコピックチャオ3色と塗り絵2枚が入ったセット。高級感のあるボックスが超おシャン。
色はBG13・YR02・R14の3色。BG13とYR02は既に持ってる色ですが、R14は初めて買う色。
文具女子博2022クロッキーブック
マルマンとのコラボ。表紙に文具女子博のキービジュアルが印刷されている限定品。
マルマンのクロッキー帳といえば、ロゴが書かれただけの表紙に絵を描き加えたりなどカスタマイズして使う楽しみもありますけども、こういうのもいいよね…! なお中身は通常のクロッキー帳と同じ仕様です。
クオバディス・ジャパン
フランスの総合紙製品メーカー「エグザコンタ・クレールフォンテーヌ」の日本支社。ブロックメモで有名なロディアや、クレールフォンテーヌなどの日本総販売元でもあります。
ロディア ライジングサン WAKAZEコラボレーション PVCカバー FLAG No.11
日本限定発売の「ライジングサン」という限定デザイン。
ロディアといえばオレンジの表紙か、黒地にオレンジで描かれたロディアのロゴがスタンダードですが、ライジングサンはフランスと日本の文化の融合をコンセプトにしたトリコロールカラーで構成。とても可愛い。
ライジングサン WAKAZEシリーズは、「日本の技術でつくるフランスならではのSAKE」をキーコンセプトとするブランド、WAKAZEとのコラボ。カバーはフランス国旗と日本国旗をイメージした「FLAG」と、WAKAZEのデザインをあしらった「MONOGRAM」の2種類で、ブロックメモはNo.11とNo.12の2種類あります。
私が買ったのはFLAGのNo.11。
ロディアの方眼紙は紫色の罫線がデフォルトなのですが、ライジングサンは中の罫線の色も赤で印刷されています。超可愛い。ただ1つ惜しいのはロディアの罫線の色がとても濃いこと。油性のボールペンはまだいいが、ハイテックC(ゲルインク)のインクは弾かれてしまうので、ハイテックC愛用者には厳しい紙。書きやすいのは書きやすいのだけど…
クレールフォンテーヌ ポストカードサイズ紙 PaintON グレーグリーン/AQUAPAD
クレールフォンテーヌの画材ライン「FINE ARTS」シリーズでも人気のある紙をポストカードサイズにしたもの。
ミクスメディア用途に使えるPaintONと、水彩やカラーインクに最適なAQUAPADの2種類が販売されていて、PaintONはこの他にも「ナチュラル」と「グレー」が展開されています。AQUAPADはちょっと気になっていた水彩紙なので、現物を見る事が出来て嬉しい〜。なおセルロース100%とあるので木材パルプですね。
…しかし今思えばなぜPaintONの方はナチュラルにしなかったんだ私…
デルフォニックス
1987年に創立した文具メーカー。文具を文化の1つとして捉え、様々なデザイン文具をお取り扱い。なお、デルフォニックスブースでは混雑緩和のための待機列があって、さながらコミケの大手サークルみたいな様相になってて吹きましたw 金沢に限らずどこの会場でも毎回こうなんだろうなぁ…
【文具女子博限定】ロルバーン ポケット付メモL メディカル
実はロルバーンを買うのは初めてだったりしますw
あまりにもブース内が人多すぎて身動きが取れず、ゆっくり眺めることも出来なかったので、文具女子博限定ロルバーンで一番気になってたこれを購入しただけでブースを出てしまいました… 今思えばもったいなかったなぁ…
なおメディカルデザインの売上の一部は、医療従事者の活動のために寄付されるそうな。
エッグンワークス
「文具でアートを身近に」をテーマに、みんなが製品化企画に携わることができるアート系プラットフォーム。
公募で選ばれたデザインをパッケージデザインに落とし込んで商品化したり、自分で作れるノートの製本キットなどを販売していました。…所でサイトがSWELLのデフォの配色だったので思わず笑ってしまったw(すみません)
【EggnWorks × 呉竹】リアルブラッシュ6色セット 冒険/フレーバー
今回の文具女子博、画材沼的にマストバイなのはコレだと思います。
リアルブラッシュとは呉竹さんの漫画用品ブランド「ZIG」シリーズで展開されている毛筆の水性マーカー。
そのまま塗ってもいいし、専用のブレンダーもしくは水で濡らした筆でぼかして、透明水彩っぽい表現も出来ます。このサイトの記事のネタにも出来るし(ぉ)、そうでなくても以前から気になってはいた画材だったので、この機を逃さずに買いました。ただ全シリーズコンプした所で使いこなせなかったら嫌だな…となったので、基本の色が揃っているっぽい「冒険」と「フレーバー」のみ購入。
しかし帰宅後、混色無しで使える肌色と紫系統がないことと、もう少し色があってもいいのかなと思うように。地元の本屋がリアルブラッシュを取り扱っていたのを思い出して、後日慌てて追加で買い足しました…。
フエキ糊(不易糊工業株式会社)
黄色いジャーの「どうぶつのり」で有名な老舗の文具メーカー。小学校の頃にお世話になった人も少なくないのでは。最近ではフエキコスメでも有名ですね。ハンドクリームが人気。
フエキくんB6図案スケッチブック
マルマンの図案スケッチブックのフエキくんコラボ仕様。
そういえば図案スケッチブックを使い切って久しいことに気が付きまして購入したんですが、コレはコレでなんか使うのがもったいない気もする…。ちなみにマルマンコラボは図案の他にクロッキーもあったんだけど、前述の文具女子博限定デザインを買ったので今回は見送り。
なお、フエキブースで買うかどうか一番迷ったのはフエキくん折りコンでした。コスメでも文具でもないんかい…
木野瀬印刷
創業は戦後間もない昭和21年という老舗の印刷屋さん。最近では印刷だけでなく、Web制作や地域密着マガジンの発行なども手掛けているようです。
「こころとどむ」は、商品企画から製造まで手掛けた木野瀬印刷オリジナルの文具・雑貨ブランド。童話や宮沢賢治の作品をモチーフにした紙製品はどれも目移りするものばかりでした…。因みに、絶滅危惧種シリーズは売上の一部が絶滅危惧種の保護活動支援の為に役立てられているそう。
ブロックメモ OBORO
銀の箔押しが目を引くブロックメモ帳。Shinzi Katohデザインの細やかな激カワデザインが4種類入ってます。
メモ紙は銀インクで印刷。書き物の邪魔をしないです。因みに横に並んでた「宮沢賢治幻燈館 シルエット」は金の箔押しで、中身は金インク印刷でやはり素敵でした。迷ったのだけど、今回はOBOROのみにしました。
余談: イベント外のエトセトラ
当日の大和館内でやってたこととかをチラッと。
7階: 紀伊國屋書店
文具女子博の開催に連動する形で「自分で作ったオリジナルインクをからっぽペンに充填して自分だけのペンを作ろう!」的なワークショップブースが設けられていました。…が、行った当日は平日だったので誰もおらず。
6階: ギャラリーKOHRIN
ギャラリーというにはだいぶ小規模でしたが、このエリアで「手塚治虫版画展」を開催してました。
上記記事は大丸福岡天神店で開催されるものの記事で、大和でやっていたものとは規模が全然違う(※大和では版画展示のみでグッズ販売はなし)のですが、展示される版画はほぼ同じだったので参考までにリンクぺたぺた。
2023年は鉄腕アトムのTVアニメの放送開始から60年。その記念として開催されていたのがこの版画展です。この版画展では、手塚治虫の原画をエプソンのデジタルプリント技術で精巧に再現した「ピエゾグラフ」を展示しているのですが、印刷物とは思えないくらい、手塚治虫の原画の雰囲気そのままで凄かった…
現代の印刷技術ってすげーな! (小並感)
開催初日は石川テレビの中継があった(おそらく第3・第4ブロック)
初日に希望休を取った上でチケットを取ろうとしていたのですが、もしかしたら初日だし石川テレビ(主催)の中継があるんじゃ…と踏んだので、お昼のニュースで報道される可能性のある第1ブロックと、夕方のローカルワイドで中継入れそうだと思った第3・第4ブロックを避け、間の第2ブロックでチケットを取りました。
…とりあえず、うっかりテレビに写ってしまう事態はギリギリの所で回避。危なかったw
おわりに: 次があるなら今度は産展で何卒…!
車で会場に向かってる途中で大和と連携している香林坊地下駐車場が満車になってしまって駐車できない…! というアクシデントなどもありましたが、それを差し引いても楽しめました…!
実はロディアとリアルブラッシュとコピック買ったらそれで帰るつもりだったんですが、実際行ってみたら予定の倍以上の数を買い物用カバンに突っ込んでました(あれだけでも約1万吹っ飛んでます)。…pop-upでこれなら、大規模な方だと本当にヤバそう…。特に画材を販売しているブースが多かったら間違いなく財布が死にますわ。
次にまた開催される機会があれば、今度はぜひとも産展で…!(ゆったりと買い回りたいので…)